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2019.06.26エクセル

いまさら聞けない…「セミナー」を受けるメリットとは

仕事の質を向上させるためには、常に勉強が欠かせません。本や参考書を買うなどして、仕事に役立つ教養や、キャリアアップのための知識を蓄えているとう社会人は多いです。そんな中で、「セミナーに通う」というのも、勉強方法の一つです。最近では、全国各地でセミナーが開講されており、高い参加費を払ってでも受講したいという参加者は多いです。

とはいえ、「勉強をするなら本やインターネットでも良さそうなのに、どうしてわざわざセミナーに通うのか?」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、セミナーに通うことのメリットやデメリットについて解説します。

 

そもそも「セミナー」とは何なのか?


そもそもセミナーとは何なのでしょうか。

セミナーの語源はドイツ語の「ゼミナール」に由来しています。元々の意味は指導者のもとで行われる少人数での研究活動ですが現在では専門家や有識者が行う講義、講演活動のことをセミナーと読んでいます。

セミナーの主な目的は専門知識を学ぶことにあります。特定の分野についての知識を持つ講演者の話を聴衆が聴き、テーマについての理解を深め知識を吸収する活動がセミナーです。セミナーに参加するのはテーマに関心のある人や関わりの深い人です。

 

「講演会形式」と「ワークショップ形式」の違い


セミナーには「講演会形式」と「ワークショップ形式」の2つの種類があります。

講演会形式では講師役がステージ上でテーマについて講演を行い、セミナーの参加者は聴衆として話を聞き理解を深めます。講師は数十人から数百人の聴衆に対しひとりもしくは少人数で講演を行います。

ワークショップ形式では体験が重視されます。参加者は講演を聴くだけでなく討論や実作業を行いテーマについての理解や経験を深めます。ワークショップ形式の参加者は数人のグループ単位に分けられて活動します。

 

他にもある!最新のセミナーとは?


最新のセミナーでは新しい形式を取り入れるケースも目立ちます。

1つ目は討論を重視する形式が「パネルディスカッション形式」のセミナーです。参加者はパネリストとなり設定されたテーマについて順番に意見を述べてから積極的に討論を行い、理解を深めます。

もう1つが、カンファレンスなどで広く見られるのが「ライトニングトーク形式」です。参加者が5分程度の短い持ち時間内に自分の意見を発表するのが特徴で、限られた時間で多くの参加者に意見表明のチャンスを与えたいときに採用される形式です。

 

他の勉強方法とは違うセミナーのメリット3選


社会人が勉強する方法はいろいろあります。独学で本を読んだり社内研修で専門知識を学んだり仕事に詳しい人について実践を通じて技術やスキルを習得したりと、同じことを学ぶにも勉強方法の違いによって学習効率や成果には大きな違いが見られます。

その中でも、大人の勉強の場として人気のセミナーには他の方法にはない優れたメリットがあります。今回は、独学や社内研修で学ぶのとは違うセミナーを通じて勉強することのメリットを3つほど紹介します。

 

1.分からない場所はすぐに質問できる


セミナーでは専門家が講師として聴衆にテーマについて講演するという形式が取られますが、多くのセミナーでは講演の最後に内容について疑問や意見を発言できる質問の時間が用意されています。

講演会は一方からの語りかけですが、セミナーでは質問時間を利用して講師のかたに直接聞くことができます。よい質問をすればさらに内容を掘り下げて深く説明してもらえたり、わかりやすいように具体例を挙げてくれたりすることもあります。質問時間が用意されていることで内容についてわからないことはその場で解決し、テーマについての理解をより深めることができます。

 

2.その業界の方とのつながりができる


セミナーでは設定されたテーマに関する専門知識を持つ人が講師となって講演を行います。講師に選ばれることが多いのはテーマに沿った業界で働いている現役の人や研究者などの専門家です。業界内で活躍している知名度の高い人も多く、将来的に業界で働きたいと考えている人なら興味のある業界のセミナーへの参加は人脈作りにも役立ちます。

また、講師だけでなく同じセミナーに参加している人たちと人脈が作れるのも大きなメリットです。セミナーに参加しているのは専門性を持つテーマについてすでにある程度の感心を持っている人たちばかりです。そのような人たちと大勢で会える機会は少なく、セミナーは同じテーマに関心を持つ人たちと交流し人脈を作れる貴重な機会です。セミナーで築いた人脈は将来的に業界で働くときに必ず役立つので、業界ではたらくきっかけを作りたい人におすすめです。

 

3.自分の意見や反論を聞き入れてもらえる


セミナーには講演会形式やワークショップ形式などいろいろなスタイルがありますが、対話や交流を重視しているという点は共通しています。講師に教えを請うだけでなく参加者の側からも意見や反論を発信できるのでコミュニケーションを通じて更に深く理解が進みます。

また、セミナーでは他人の意見や反論を一方的に否定する事なく積極的に討論するのが基本的なルールとなっています。頭ごなしに否定されることがなく、積極的に発言すれば意見に対して明確な答えが返ってきます。

 

セミナーのデメリットは「参加費がかかる」こと


対して、セミナーに参加するデメリットとして気になる参加費、つまりお金の問題です。セミナーの多くは有料で参加するのにお金がかかります。中には無料で参加できるものありますが、学びの質が高く人気のテーマほど参加費は高めです。相場は3000~5000円ですが、中には10000円をこえる高額のセミナーもあります。

参加費が高額でもそれ以上の学びがあれば参加する意義はあるので必ずしも割高とは限りません。しかし、いくつもかけもちで参加すれば負担は決して軽いものではなく、積極的に参加するほど経済的に余裕はなくなります。積極的に学ぶ姿勢はいいのですが限度を超えれば経済的な理由で参加を見合わせざるをえないことも考えられます。内容と参加費のバランスを考えてある程度絞り込む必要があるでしょう。

 

大切なのは「自分のために使う」という意識


参加費が高いからといって、セミナーが割高だということではありません。セミナーを自分にとっても有意義なものにするためには、「参加費は自分の成長のために使うものだ」という意識が必要です。

分からないことはその都度質問したり、自分の意見や持っている知識が正しいのかを試すために積極的に発言したりすることで、セミナーの質が向上します。他の参加者にとってもより良いものにするためにも、払った金額分の元を取る気持ちで参加しましょう。

 

自分の目的に合ったセミナーを受講しよう


セミナーには本では知りえない知識や、講師の方の話し方から感じられるような根底の考え方など、セミナーでしか得られない体験や知識が詰まっています。講師の方と生でお会いすることで、セミナーの内容以外にも得られるものも多いです。

セミナーに行く際は、行く目的を十分に把握してから行くことをお勧めします。せっかく時間とお金を割いてセミナーに行くのですから、今自分がどのようなスキルを身に着けたいか考えてからセミナーに参加すれば、参加費以上の価値を得られるはずです。